私はチャペルウェディングでした。
私が今までに参列したことのある友人たちのチャペルウェディングというのは、いつもおしとやかなしっとりとした雰囲気のものがほとんどでした。それに合わせて流れる音楽も厳かだったりジーンとするものだったりするものが多かったように思います。それはそれで素敵だったのですが、私はもっと楽しい雰囲気で式をあげたいなと思っていました。 しっとりした雰囲気の中で入場するとしたら、涙もろい私や母はきっと泣いてしまうと思いました。

入場の時から泣き顔はちょっと嫌だなと思い、どうせなら思い切り楽しいノリのよい曲がいいなと思いました。
そこで選んだのは吉田拓郎の「結婚しようよ」です。定番でありがちかもしれないですが、意外と私たちの世代にこの曲を選ぶ人はいないものです。私たち夫婦が懐メロ好きでもあったので、夫も賛成してくれました。

より楽しくにぎやかな雰囲気で入場するにはどうしたらよいか考え、参列者の方皆さんに手拍子をお願いすることにしました。
扉が開いて、アップテンポな曲とみんなの手拍子の中、父と二人で並んで登場しました。
参列者のみんなが楽しそうに笑っていたので、私たちもにこやかに、必要以上に緊張することもなく、入場することができました。向こうで待っている夫も楽しそうに笑って手拍子していたのが、なんだか素敵でした。

あとから見た写真の父の顔もうれしそうに笑っていて、とてもうれしくなりました。

私たちがもう一つこだわったのは、生演奏にサックスをお願いしたところです。懐メロがサックスでアレンジされてとてもかっこよく響いていたように思います。
両親や義理の両親にとってはこの曲は懐メロではなく、どちらかといえば聞きなれている曲なので、反応は良かったです。最近の全然知らない曲が流れるより良かったといってくれました。友人たちには、懐メロを入場に使うのは、新鮮だったと好評でした。

最近のJ－POPより一昔前の曲が好きな人、結構多いと思います。そのような人たちにはお勧めできる一曲です。厳かな雰囲気というより、みんなで楽しく笑顔で、と思っている人にはとくにお勧め。みんな聞いたことがある曲なので、なじみやすいし、母親世代にはとくに受けはいいかなと思います。しんみり感動的な雰囲気にしたいときには逆効果ですね。
また結婚式をあげることができるとしたら、やはりまた懐メロがいいなと思います。どうしてもはやりのJ－POPに抵抗があるので…。
ルイ・アームストロングスの「What a wonderful world」とか、モンキーズの「デイドリームビリーバー」とかBGMとして流せたら素敵かなと思います。