奥華子さんのやさしい歌声での入場
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BGMは数多く流しましたが、なかでも大事な入場のシーンで選択したのは奥華子さんの「魔法の人」でした。
奥華子さんのやさしい声に
出典:We Heart It
当時精神的に不安定だった私は、やさしい奥華子さんの歌にいつも癒されていました。声がすっと心に入ってくるような素直な歌い方が好きで、ほとんどが繊細に恋心を歌ったものですのでぜひ結婚式では彼女の曲を流したいと思っていました。食事中のBGMなどは邪魔にならないよう歌唱なしの曲を選びましたが、式全体の印象を決めるといっても過言ではない入場シーンではやさしい歌声に包まれていたかったのです。奥華子さんの楽曲のなかでも「魔法の人」は結婚式にはぴったり。ですが世間一般的には定番曲とまではいかず、まだまだ知らない人も多いのではないでしょうか。
この曲のメッセージ
出典:We Heart It
歌のタイトルにもある「魔法の人」とはまさにパートナーのことを指しています。相手の人がみつけてくれた新しい自分、与えてもらった大切な時間、共有してきたものたちを歌いながら、ともに「これから」の未来へ向かうそんな曲です。魔法の雨を降らせてくれた、魔法の星屑を振りかざしてくれた……などロマンチックな表現も結婚式前の気持ちに大きく重なりました。もちろん式に至るまでに紆余曲折もあり、けっしていい思い出ばかりではありませんでしたが、そういった喧騒も「困らせたり傷つけてしまう」「臆病になる」などマイナスの表現をはらむことでロマンチックなだけではない二人の道のりをあらわしています。そういうこともあったけれども、やっぱりあなたは魔法の人で私はあなたと歩んでいきたいという確かな思いが曲の節々から感じられます。
この曲を選んで良かった
出典:We Heart It
実際に式を終えて結婚生活がはじまると一気に現実が押し寄せ、二人で乗り越えていかなくてはいけない問題が次から次へと押し寄せてきます。結婚式をはるか昔に感じてしまうほどそれは現実的な日々です。あわただしい毎日のなかで、つい日ごろの感謝を忘れてパートナーに強くあたってしまうこともあります。そんなときにこの「魔法の人」を式で流したことを思い出すと、初心に帰るといいますか、「このときは確かにこのような気持ちだった」ということを思い出し、そこからスタートしてともに歩んできた時間に感謝することができます。歳を重ねると恥ずかしくなるらいロマンチックなフレーズも、かえって当時の気持ちを思い起こさせてくれていいものです。
想い出の一曲
実際の結婚式での写真
いまでもカラオケで歌うたびに式をした8年前を思い出し、すこし恥ずかしいけれどもやさしい気持ちにひたっています。結婚式で使用したことで、何年も心にとめておきたい大切な一曲になりました。
タゲシマイ
2009年7月にイタリア料理オピューム(大阪府)で 挙式