この曲を知ったのは何年も前のこと。まだ学生だった頃です。でも、その頃から、いつか自分が結婚式をする時にはこの曲をどこかで使いたいとずっと思っていました。優しい曲調と歌詞がすごくよく、結婚式にピッタリだと思ったからです。それをずっと心にとめており、実際結婚式を挙げることが決まった時から、どの場面、どんな演出の際に使うかと色々考えはじめました。

「ママ、私が生まれた日の空はどんな色？パパ私が生まれた日の気持ちはどうだった？」そんな始まりのこの曲は、生い立ち映像にピッタリだと思いました。いつか結婚式を挙げるなら、どこかで使いたいと思っていた曲でしたが、「ここだ！」と結婚式準備を進めながらビビビッときたのです。生まれたばかりの写真から始まる生い立ち映像。父と母には特に、私が生まれた日の空をい出してほしい、あの時の気持ちを思い出してほしい、思い出を写真とともに振り返りながら、その上でここまで成長した姿を改めてみてほしい、そんな気持ちで選曲しました。実際出来上がった映像は、私がイメージしていた通りのいい仕上がりで自分自身大満足でした。曲が写真を邪魔することなく、歌詞と優しい音色にのせられ、思い出写真が一層鮮やかになりました。家族はもちろん、友人たちも映像を見ながら涙を拭っている様子をみることができたのは、この曲の力を借りたからこそだと感じています。

この曲はしっとりした印象で、主張しすぎることなく、様々な場面で使いやすい曲だと思います。花嫁の手紙や、両親への記念品贈呈の場面で使うのも素敵ではないかと感じていました。

元々、Kiroroのしっとりとした優しい曲が私は大好きでした。たくさん好きな曲はありますが、私は挙式（人前式）で、「未来へ」を使いました。自分達で作ったオリジナルの誓いの言葉を言っている時に、「未来へ」を生演奏で流していただきました。挙式、披露宴ともに出席してくれた友人からは、「未来へ」も「生きてこそ」もとってもよかった。両方使ったのもよかった。と言ってもらえ、さらには、温かくて、和やかな結婚式にピッタリの曲だったとも褒めてもらいました。流行りの曲などももちろんいいですが、自分の好きな曲を結婚式、披露宴で使うというのはとてもいいものです。大好きな曲が、結婚式、披露宴の思い出とともにもっと好きになり、人生の大切な一曲となる気がしています。