4年前に結婚式をしましたが、結婚式の準備において一番時間を割いたのが、披露宴の時に流す曲だったように思います。前もってプランナーさんから、ホテル内で用意できる曲リストとよく使われる曲が入ったＣＤを頂き、どれを使いたいか順番に主人と聞いていきました。そのＣＤに入っているもの以外は、自分たちでＭＤなりＣＤに焼き回しして、当日持参するという形になっていました。中でも一番最初に使おうと主人と決めた曲が、DREAMS COME TRUEの「未来予想図II」です。この曲は私たち二人にとって、非常に思い出深い曲なので即決まりました。

主人が一人暮らししていた家と、私の家は片道1時間半ほどの距離でした。アウトドアな私たちは、デートと言えばどこかに出かけていました。夜になって、車で私の自宅まで送ってもらう車内で過ごす時間が大好きでした。たわいもない話をしたり、将来について真剣に話したりしていました。私を自宅まで送り、主人が帰るのを見届けている時、未来予想図IIの歌詞にある「私を降ろした後　角を曲がるまで見送ると　いつもブレーキランプ5回点滅　ア・イ・シ・テ・ルのサイン」の通り、ブレーキランプを毎回点滅させてくれました。恋人同士ならこのサインをしている人は多いと思いますが、実際にされると非常に嬉しく、愛されていると実感できました。

私たちが未来予想図IIを使った場所は、キャンドルサービスの時です。乾杯やケーキ入刀だと冒頭部分しか流せない可能性が高く、未来予想図IIに至ってはどうしても一曲全て流したいという思いから、その場面で使いました。キャンドルサービス中には、先述したエピソードも司会者の方から話してもらいました。
この曲の歌詞は、ブレーキランプのところ以外にも私たち夫婦に合う箇所が多かったので、思い入れも強かったです。プロポーズを受けたのも歌詞にある通り大学を卒業してから3度目の春だったことや、主人とならいつまでも笑って暮らしていけるだろうと感じたこともです。

DREAMS COME TRUEの曲は未来予想図Ⅱだけでなく、お色直しの登場曲としてwinter songも使いました。日本語訳の歌詞が非常に好きで、相手を思うストレートな気持ちが伝わるのでこの曲を使いました。披露宴で使う曲に関しては、ある程度歌手を統一しておくと、列席者の方も「この歌詞が好きなんだな」「この曲とすごく合っているな」など感じてくれるところはあると思います。結婚式は人生に一度きりの晴れ舞台なので、夫婦でしっかり曲を吟味して選んでほしいと思います。