KANの『愛は勝つ』をテーマにスピーチを作り曲を流しました
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披露宴には会社の同僚を中心にお招きしましたが、その中には少なからず同じ大学の卒業生が混じっていました。上司は先輩、同僚は同期、部下は後輩、要するに学生時代から付き合いがある人たちが多数でした。仲人も大学の先生に頼み、新婦も同じ大学の後輩に当たる人ですから、考えてみると私の結婚式というか人生そのものが、入学した大学がすべてみたいな感じなのです。
スピーチのときに使いたくて
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そんなことから、スピーチをお願いしたのも大学の同期でした。それで、彼にあらかじめどんな話をしてくれるのか聞いてみました。すると、私の大学時代にリバイバルヒットしていて、よくみんなで口ずさんでいた「愛は勝つ」をメインに話を作り上げてみるつもりだといわれました。
だったら、そのスピーチのときにBGM的に曲を流してはどうかとは、私の方からの提案でした。彼はBGMだと話の邪魔だから、話し終わった瞬間、間髪を置かないで曲を流す方が劇的じゃないかというので、それもそうだねという事になり、そうしました。
ゲストの反応は?
出典:Visualhunt
聞いていたお客さんの反応は、曲以前に彼の話のうまさ、説得力に、みんな参ってしまい、曲が負けてしまった感じでした。でも、話と一体感があるため、曲が流れ出したときは「おおーっ」とどよめきというか、歓声が上がり、中には一緒に歌い出す人もいて、大変な盛り上がりを見せました。
しかし、それも曲が流れ出す前のスピーチが素晴らしかったから起きた現象で、やはり音楽は人間の肉声にかなうものではないなと対比的に思いました。
ただ、披露宴を作るということでは、そのパートとして音楽の持つ意味合いは決して少なくないようにも思いました。
良い経験になりました
出典:We Heart It
このときの経験は、その後仕事でプレゼンをするときとか、あるいは宴会の幹事をやらされたときに凄く役に立ちました。
結局、居合わせた人たちをいかに引き込み、楽しませるか、披露宴であれなんであれ人が集まる場を盛り上げるのに大事なことは同じです。共通感覚に訴えることです。
TPOにジャスフィットさせた音楽の選定が大事ですね。その意味で私の友人のスピーチと音楽の選定はこれ以上のものはないわけです。何せ音楽に合わせて話を作ったわけですから。
特に、KANが歌う「どんなに困難で くじけそうでも 信じることさ 必ず最後に愛は勝つ」のパートにさしかかると、盛大な拍手喝さいに包まれて、会場は割れんばかりでしたから、来ていらした方にも感動をお分け出来たのではないかと自負しています。