もう10年近くも前のことですが、友人の結婚式での余興についてです。新郎・新婦共にわたしの友人でした。とも言うのも、お二人を紹介したのは自分だったのです（照）出会いと共におふたりの恋はすぐにはじまり、あっという間に結婚にいたりました。そんなわけで、わたしは乾杯の挨拶”という柄にもなく重い役割を新郎新婦からいただいてしまいました…。とても緊張して、ほんの30秒の挨拶でもカミまくってしまってお恥ずかしい限りだったのですが、自分の役割が終われば、あとは食べるぞ！とホッと一息ついていたのです。

式も徐々に進行し、余興の時間帯になりました。音楽好きな新郎の友人がおひとりでカラオケを熱唱していました。正直、普段ならこういう余興を見ているのでさえ苦手なわたしなのですが、その方が斎藤和義さんの『歌うたいのバラッド』を歌っていて、思わず視線はその人の方へ。

当時斎藤和義さんは音楽好きな人々の中では人気がありましたが、『やさしくなりたい』や『ずっと好きだった』が爆発的に売れる前だったので、なかなか和義さんの歌を余興で聴くことは少なかったのです。そんな中この名曲が会場から流れてきたときは、うれしさと感動が湧きおこりました。結婚式にもぴったりな曲だなぁと改めて感じました。決してお上手ではなかったのですが…その方が坂本龍一さん風の雰囲気だったこともあり(笑)、聞き入ってしまった思い出があります。あっと言う間にあれから10年。それでも記憶に残る一曲です。後世に継がれるような愛の歌だと思いますので、結婚式にオススメです。