歌 :
Bank Band with Salyu
作詞 : 櫻井和寿・いしわたり淳治
作曲 : 小林武史・蔦谷好位置
あれから少しでも 変わってこれたでしょうか?
誓いは立てたけれど そこで何かが終わってた
目の前の机には 昨日までの宿題が
白紙に近いままで また今日が覆い重なる
夕陽に影が伸びて 1日の終わりをかたちどる
両手を広げ十字架を作る 別に意味はない
「きっとうまくいく」とか 「何か意味がある」とか
スケールの大きな嘘で ただ忙しいだけの ちっぽけな暮らしを
慰めて生きてる
だけどもう一度 だからこそもう一度 夢見る時代(ころ)は去ったとしても
まだ自分さえ知らないような 新しい自分になりたい
教室の隅 貼り出された 子供の頃の夢には
職業の種類だけが並んでた
でも本当は自分を ちゃんと愛せる自分に
なることが何よりも大事だった
誰かと比較したり 他人(ひと)の視線が気になったり
想い出だけが綺麗に見える 今の私だけど
自分と違う誰かの生き方とハモれずに 心がささくれ立つ日は
この世界に生まれた意味をぼんやり考えたりもする
もしかして性別とか人種とかの「違い」は 思いがけない可能性と
想像を超えた大きな意義を そこに忍ばせたメッセージかも
泣いたり笑ったりして 出来た皺に愛を注げば
今日までどんな風に生きてきたかあなたに記す 心の地図
「何かの暗示」だとか 「別の意味がある」とか
スケールの大きな嘘を 冷めた顔で馬鹿にしながら
どこかで信じて暮らしてる
だけどもう一度 だからこそもう一度 望んでなれるものじゃなくても
まだ自分さえ知らないような
「幸せだよ」と真っ直ぐ言えるような 笑顔の自分になりたい