私は結婚式をした時にいくつか具体的に使いたいと考えている曲があって、一つはお色直し退場の時に祖母と一緒に手をつなぐ予定で、それにぴったりのものを見つけていました。それが絢香の「おかえり」という曲です。祖母は正社員で働いて昼間不在の母に代わって、私が学校から帰るといつも「おかえり」と笑顔で迎えてくれました。
祖母の「おかえり」のトーン、笑顔は毎日同じで、疲れている時にも癒しを与えてくれました。

絢香の「おかえり」の歌詞には、「おかえり～。myhome。帰る場所～。愛をありがとう」というところがあり、それが出だしなのですが、私がこの曲を聴いた時に 一番に思い出したのが祖母の温かさでした。結婚式当時88歳になっていて、私が結婚する時まで元気かな、出席してくれるかなということばかりを考えてくれたので、 感謝の気持ちを歌で伝えたいと思って選びました。

私は両親への手紙も泣かずに読めたのですが、結婚式で祖母と手をつないだ時には、こらえきれずに泣いてしまいました。
夫も一緒にもらい泣きしていましたし、祖母と退場のシーンにぴったりだったっと思います。

他にも思い入れのある曲は、中島みゆきさんの「糸」という曲です。これをミスチルの桜井さんがやっているバンクバンドがカバーしているのでそれも使いました。
これは結婚式の最後に退場する時に使ったのですが、みんな拍手で温かく送り出してくれましたし、泣いてくれている人もいました。

またプロフィールビデオを作って上映したのですが、その時に使った曲も私が選びました。
コブクロの「Million Films」という曲なのですが、男性目線で書かれている曲で、彼女の過去にちょっと嫉妬することもあるけれども、これからの未来に思い出をたくさんたくさん作っていこうという歌詞で、私の心情にもぴったりだったので選びました。

両親に手紙と花束という演出をするカップルが多いですが、ここには私は大橋卓也さんの「ありがとう」という曲を選びました。
親に対する感謝の気持ちと頼りないけれども、これからもよろしくという気持ちがすごくストレートに伝わる曲で素敵だなと思ったからです。
この曲も結婚式の雰囲気によく合っていたと思います。
他に考えたのはキロロの「未来へ」でした。未来へも母親への感謝の気持ちがたくさん詰まっていて、お礼の気持ちを伝えるシーンには使えると思います。
あとはSuperflyの「愛を込めて花束を」という曲も二人の愛が伝わるから結婚式にすごく向いているなと思いました。

私は自分で選曲したのですが、実際に思い入れのある曲ばかりでしたし、結婚式のシーンにも合っていて良かったと思います。