私は夫とアメリカに留学していた時に知り合いました。夫は大学で学んでいて、私は夏休みの短期留学で語学を学んでいたのです。その当時アメリカで流行っていた「Hanging by the moment」という曲があり、よくテレビやラジオで流れていてその曲はLifehouseというバンドのものでした。友人も多くなく孤独だった私は結構この曲を鼻歌で歌うようになり、このバンドのファンになりました。一方で、夫もこのバンドが好きで最初の会話のきっかけはこのバンドの曲の事だったのです。一緒にライブへ行ったり、二人の思い出がたっぷりと詰まったバンドです。帰国後もCDがリリースされるたびに購入し、いつも一緒に聴いていました。

結婚が決まり式の計画をしていく中で、結婚式でぜひこのYou and Meを使いたいねという話になり、結婚式が終わり、式を挙げた教会から新郎新婦が退場する際に使用する曲として使いました。留学中の思い出のこのバンドと私達夫婦のこれからの幸せな歴史を作ってくれるようにと願いを込めました。優しい曲調と「なぜか分からないけれど君から目が離せないんだ」という歌詞が結婚式にぴったりだと思ったのです。
実際、英語の歌詞なので内容が分かった列席者の人は多くなかったと思いますが、式の後に数人の友人から「最後の音楽とても素敵だったね」と言ってもらう事ができました。耳に残りやすく、ボーカルの声もハスキーで優しい曲調が結婚式にとても合った曲だと言ってもらえた時は嬉しかったです。

結婚式の曲はたくさん良いのがありますが、ありきたりなものも多い物です。賑やかで派手な曲が好きな方にはおすすめしませんが、他のカップルとかぶらないような誰も聞いた事がない曲でうるさく感じないような落ち着いた曲がいいという方にはぴったりな一曲だと思います。同じ系統としてはColdplayのYellowだと思います。イギリスのバンドで少し暗い曲調ですが、「きみは見た目だけじゃなく輝いている」というような歌詞があり結婚式のための選曲としても悪くはないと思います。