式終盤の、両親への感謝の手紙朗読とプレゼントを渡すシーンで木山裕策さんのhomeを使用しました。
この曲はもともと母が大好きで、TVなどで本人が謳っている番組があると、見ながら涙ぐんでいることもあったことを知っていたので、どうしてもこの曲が使いたいと最初から強い要望がありました。
両親への手紙を書きながらすでに泣いてしまっていた私。今までの感謝を込めて、自分の気持ちの代弁にぴったりの曲を選定しました。
当日は私はなんとか泣かずにすみましたが、代わりに主人が号泣。母も泣いていました。
これからは私が両親からもらった愛を受け継いでいくのだと思えるこの曲を選んで本当に良かったです。

もともと手作りでいろいろ作ることが好きだった私。
感謝の手紙の朗読以外にもいろいろと両親へプレゼントしたいと思い、主人と手分けして二人ですべて手作りすることに。
卒業記念証書と、お互いの両親の似顔絵を描き、花束と同時に渡すサプライズを考えました。
自分たちで０から作っているときにもよくこの曲をかけていました。
この曲を聴いていると、いろいろと今までを思い出し、すでに泣きそうになりながら作っていたことをよく覚えています。

普段はあまり音楽を聞かず、邦楽への興味が薄い母なのですが、この曲だけは好きなようでよく口ずさんでいました。
「私が好きな曲」ではなく「母の好きな曲」をかけたことに母も気が付いたようで、後からとても良い選曲ありがとうとのメールをもらいました。
子供の頃は本当にケンカしてばかりで母を困らせることも多く、仲が良かったとはお世辞にもいえませんでしたが、今では本当に母への感謝でいっぱいです。
母もこの歌詞のような気持で私を見守ってくれていたのだろうかと思うと、私もそのような母親になりたいと強く思います。

式場を出て、最後のお見送りのときに口々に列席者の方から感動して泣いたとの感想をいただきました。
特に、仕事場での女性の上司を多く呼んでいましたが、とても評判が良かったです。
自分のお子さんとの将来を想像したのかもしれません。
私の横で泣いていた主人も優しい人ねと株があがっていました。
また、母がその日から何度も「ありがとう、本当に良い式だった」とメールをくれたことが何よりも嬉しく、大満足の式となりました。