結婚式に使う音楽は、二人ともゲームが大好きで、どこかに私たちらしく、ゲームの音楽を使いたいと思っていました。特にファイナルファンタジーが大好きで、ファイナルファンタジーの曲は音楽が素敵なものが多く、サウンドトラックも出ていますし、オーケストラでの音楽ならゲームを知らないゲストが聞いてもマニアなゲームっぽさがなく、自然に使えると思いました。

さっそく数ある曲の中から使えそうな音楽をピックアップして、あまりマニアックな感じのものや、好きな曲だけどちょっと悲しいシーンに使われていたものは避け、その中でも絶対これは使いたいと思ったのが、「Final Fantasy VIII Waltz for the Moon」です。

この曲はゲーム、Final Fantasy VIII の中で、リノアとスコールが初めて出会い、二人でダンスをするシーンで使われているワルツの曲です。この時のリノアの衣装が真っ白なワンピースで、花嫁の白いドレスを想像できるところもいいなあと思いました。
さすがにこのシーンをそのまま再現なんてことはできそうにないので、この曲はワルツのノリがよく、明るく軽やかな感じの曲なので、乾杯の挨拶の後に使うことにしました。

「乾杯！」の言葉のあと、すぐにこの曲を頭から流すようにお願いしました。ちょうどこの曲の始まり方が、これからパーティが始まる！といった感じの曲調になっていて、ぴったりだと思いました。想像しただけでもワクワクしました。

ひと昔前のゲームなので、このゲームをやりこんだ人、好きな人はいないと思っていましたが、自分の兄妹は私と同じゲーム好きなので分かっていたようです。笑っていました。私は曲がかかったときに、タイミングもばっちりだし、想像していたとうり素晴らしい気持ちになれました。やはりオーケストラの音源は披露宴の雰囲気にすごく合いますし、この曲を選んでよかったと思いました。

自分の大好きなゲーム音楽を入れることによって、あのダンスシーンを思い出し、その世界に自分がいるような感じになれました。鳥肌が立つくらい感動しましたし、この曲を入れてよかったと思いました。夢のようなひとときでした。

ゲーム音楽でもオーケストラの音源や明るい曲調のもの、シーンに合ったセレクトをすれば、ゲームを知らないゲストでも不快に感じることはありませんし、みんなが知っているような定番曲の中に、新郎新婦らしい曲をひとつでも加えてみることで、個性が出て素敵な披露宴になりそうですね。