友人の結婚式に呼ばれて行ったのですが、私の住んでいる地域では見た事がない余興がありました。友人の住んでいる地域では神楽が盛んのようで、結婚式でも余興として披露されるようです。そこでの変わった神楽の余興があったのでお話しします。 新郎の友人達の余興でした。神楽の格好をした人達がぞろぞろと入場し、太鼓や笛の音に合わせて、恵比寿さんが入ってきました。恵比寿さんは竿を使って、魚を釣る真似をして踊り出しました。もちろんみなさん、新郎の友人です。

最初は太鼓や笛の音で踊っていたのですが、イキナリ曲が変わり、大塚愛の「さくらんぼ」が流れました。しかもその曲に合わせて、太鼓や笛を鳴らしていました。これはかなり高度な技術だと思います。これにはまわりもビックリしていたようで、拍手が起こりました。

しかし、これだけでは終わりません。曲に合わせて恵比寿さんが新婦の場所にいき、新婦に竿の先の針を持たせて、新婦を釣るようなジェスチャーで踊り出しました。新婦もビックリしていましたが、とても喜んでいました。今度は針を新郎に持たせて、「大物がかかったぞ！」と言い踊っていました。竿を上げた時に、針の先には大きな花束が付いていました。新郎から新婦へのサプライズだったのです。これには新婦もまわりもビックリでした。新婦は泣いていました。 後で聞いたのですが、この曲は新婦が大好きな曲だったそうです。練習もたくさんしたようでした。変わった余興でしたが、新郎の愛を感じるいい余興でした。