私の友達の結婚式では，長渕剛のプロのそっくりさんが来た！と思うほどの友達の友人による余興が披露されました。

その余興をした人と新郎とはもともと中学生の時の同級生らしく，そのころから歌うことが大好きで，プロを目指していたというほどでした。私はもともと長渕剛のファンなので，彼の歌い方や息遣い等詳しい方だと思いますが，そんな私から見ても，彼の演出は素晴らしいものだありました。

司会の方が，「本日はこんな有名人がお祝いにかけつけてくれました！」というアナウンスがあると，長渕剛の乾杯のイントロが流れて，姿はなく声だけが聞こえてきました。その歌い方が本人そのもので，観客のみなさんがざわざわし始めたころ，ひょこっと姿を現しました。その姿は，本人とはまるで別人だったため，観客は少しがっかりしているようでしたが，その上手さに心から感激し楽しんでいるようでした。階段の上の方からの登場でしたが，降りてきそうでなかなか降りてこなかったり，面白いアクションを入れたり工夫をして，観客を楽しませてくれていました。

それから，あたかも本人であるかのような振る舞いをしながら，テーブルの間を歩いていき，新郎新婦のもとへと向かっていきました。曲のエンディングでは，美川憲一のものまねまで取り入れられていて，完成度がとにかくすごかったのを今でもよく覚えています。

とても面白くて楽しい余興だったので，もう一度見てみたいほどでした。