私たちは仲の良い友達５人組でした。高校の時に結成してから定期的によくファミレスに集まったり、たまに旅行に行ったりしていました。その中の一人が結婚することになり、残りの４人で何か余興をしようということになりました。みんな仕事をしているのでなかなか集まれなかったんですが、私も仲良しのお友達のためならと、一度深夜１２時集合でみんなでお稽古したりして気合いが入っていました。

何をするかというと「いきものがかり」の「ありがとう」をみんなで歌おうということになったのです。みんなと高校時代に撮った学園祭とかの写真や旅行に行った時の写真など、５人の思い出が詰まった写真を集めて、式場でプロジェクターに映してスライドさせていき、スライドが終えたところで４人それぞれが友達に向けて作ってきたお手紙を読みました。

そして最後に歌をプレゼントしました。「いきものがかり」の「ありがとう」という歌詞は、私たち友人との思い出を振り返る歌詞ではなく、新郎さんとの未来を描いている歌詞なのですが、私たちにとっては高校時代のような毎日一緒にいられた時代を大事にして欲しいのではなく、もうこれからは旦那さんと二人で仲良く歩んでいってもらいたいという想いを込めてこの選曲にしました。歌いながら私たちも友達も泣き出してしまって、途中歌になっていませんでしたが友達にはしっかり想いが伝わったみたいで大成功でした。