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どんなことがあっても変わらない気持ち
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沈丁花
2020年04月15日
2年前の6月、結婚式を挙げました。旦那さんは「俺は特にこだわりは無いから、結婚式は好きなようにアレンジしていいよ」とプランニングを私に丸投げ。心の中でため息をついたものの、同時にこっそりとガッツポーズしました。なぜなら、私には絶対に披露宴で流したい曲があったのです。

それは、エリック・クラプトンの「Change the world」。この曲を初めて聴いたのは中学生の頃でした。アコースティックギターの軽やかな伴奏と、エリック・クラプトンの低く繊細な歌声が非常に印象に残ったのを今でも覚えています。この時は、「いつかこの曲を披露宴で流すぞ!」とは微塵も思わず、ただただおしゃれな洋楽に酔いしれただけでした。

時は流れ、私は大学生になりました。学生ならではの甘酸っぱい恋をいくつも…なんて華々しさは一切なく、ひたすら勉学とバイトに明け暮れ、休日は趣味の映画鑑賞に没頭する日々を過ごしました。

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そんな中、私は一本の映画と出逢いました。その映画は「フェノミナン」。1996年に製作されたラブストーリーで、主演はジョン・トラボルタでした。ジョン・トラボルタと言えば、アクション系の映画が有名で「こんな顔の濃いおじさんがラブストーリー?他に有名な俳優さんも出演してないし、面白いのかなぁ」と、鑑賞前はそんな不安を抱くほど期待はゼロでした。しかし、いざ観始めたらそれは一気に吹き飛ばされて、この映画の虜になりました。

勤勉な青年役のジョン・トラボルタが謎の閃光を目にすると、知能が劇的に上がり、超能力まで使えるようになりました。周りからは薄気味悪いと煙たがられる中で、好意を寄せていたヒロインだけは変わらず受け止めてくれたのでした。しかし、奇跡的な頭脳は寿命を縮め、死が迫ってくる中でヒロインに何かを残したい、と考えました。幸せな時間があったものの、ハッピーエンドではないし、華やかなラブストーリーでもないのですが、優しさに溢れたこの映画が私は大好きになりました。そして、エンディングで流れる「Change the world」を聴きながら、「何が起きても、ありのままのその人を愛するヒロインのような女性になりたい」と思いました。
フェノミナン
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結婚が決まった時、私はこの映画を思い出しました。

病めるときも健やかなるときも、この人を受け止めよう。その想いを今一度自分に刻むためにも、絶対に「Change the world」を披露宴で流したいと思いました。

結婚式は準備から当日まで本当に大変でした。でも、披露宴の最後にこの曲が流れたとき、これまでの疲れがふっと消え、心が温かくなった気がしました。

これからも大変なことはたくさんあると思います。でも、映画のヒロインのように大きな愛で受け止めていきたい、そう思いました。

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沈丁花
2018年6月にニューオータニで 挙式

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