歌 :
JUDY AND MARY
鼻先をくすぐる風に少し照れ笑いして
歩道を渡る仔犬のむれは足早に歩き出してる
ママのつくったプディングはバニラの匂いがした
公園まではあと少し 口笛を吹いてる
長い髪に憧れた 夜に降る雨は好きだった
フラれて泣きべその帰り道 おしゃべりは助けてくれた
見上げるほど高い向日葵はみんなの匂いがした
「もう二度と会えなくなるの?」それが聞けなかったの
空をあおいで 手を叩いて
大地にキスをするような
生まれたての物語と
果てしない胸騒ぎ
陽はおちる あたしの上に
消えないで 胸のドキドキ
季節が変わってゆくたびあたし達は歩きだす
公園まではあと少し 口笛を吹きながら
空をあおいで 手を叩いて
大地にキスをするような
この想いが 強いのなら
傷ついて かまわない
歩き疲れたら 叫びだして
暗闇を恐がるような
子供の瞳に 映る虹は
こわれる事を 知らない
手をのばして 光りに顔を照らして