ウエディングケーキ入刀には結婚行進曲!
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私たち夫婦は交際してから結婚するまでに一年ほどの時間がありました。出会いは10年前で、主人は当時ヨーロッパで海外駐在員をしていたことから、出会いは私の海外旅行中の現地でした。それからの一年間は遠距離恋愛の果てにゴールインとなりましたが、その間は私がヨーロッパに行ったり、彼が日本にきたり、お互いに少ない休みの中で時間を都合つけたものです。交際期間中はヨーロッパでデートを重ねたこともあり、二人ともクラッシック音楽ファンだったことから、いろんな都市の劇場に行ってきました。その中でも特に印象的だったのはバレエ「真夏の世の夢」です。これはメンデルスゾーンの劇付随音楽「真夏の世の夢」に振付をつけたバレエです。当時二人ともとてもこのバレエに感激したので、結婚式の中ではぜひ真夏の世の夢の中から一曲選びたいと思っていました。
ワーグナーの結婚行進曲
出典:We Heart It
メンデルスゾーンの真夏の世の夢の中で最も有名なのは「結婚行進曲」です。私たちは入場のシーンでメンデルスゾーンの結婚行進曲と並び称されるほど有名なワーグナーの結婚行進曲を披露宴入場のシーンに採用しましたので、メンデルスゾーンの結婚行進曲も本来どちらかというと入場向きだとは思ったのですが、ウェディングケーキカットのシーンで使うことにしました。この曲を採用するにあたってもう一つの悩みは演奏がオーケストラであることです。
私たちは入退場以外は生演奏にすることにしていましたが、さすがに披露宴にオーケストラを雇うほどの予算もスペースもないため、このシーンだけ録音を流してもよかったのですが、やはり全体の流れがあるため、ここだけ録音にすると違和感があるかな?と思いまして、主人の親戚にチェリストがいたためこの件を相談しました。するとチェロとバイオリンとピアノのトリオの編成用に特別に編曲してくれると申し出てくれました。世界に一曲だけのオリジナルの編曲となりますので、私たち夫婦にとってはその申し出がとてもうれしく、その彼は学生だったため編曲はアルバイトとしてやってもらいました。
おすすめです
出典:We Heart It
結婚行進曲はピアノ独奏の楽譜はありますが、ピアノ単独だとオーケストラのような迫力はでにくいのですが、弦楽器が入ることでオーケストラらしいサウンドにまとまり、当日の演奏は大変華やかで参列者からの評判はとても良かったです。ケーキ入刀のような結婚を象徴するようなシーンでは、サウンドが寂しい感じになってしまわないことが大切だと思いますので、メンデルスゾーンの結婚行進曲はとてもおすすめです。もちろん録音でも十分に素敵なBGMとなりますので、これから挙式を考えるカップルにはおすすめしたい一曲です。