結婚式で、お互いの小さい頃からの写真のビデオレターが流れた後に、スラムダンクの「君が好きだと叫びたい」が流れてきました。私達一緒に用意した曲の中に入っていなかった曲だったので、最初は式場のミスかと思っていました。私が式場の人に伝えようとすると、主人が『いいから最後まで聞いていて』と小さく言いました。それで、これは主人からのサプライズなんだと気付きました。私達はスラムダンクが大好きで、この曲も大好きでした。

私は学生時代にスラムダンクにかなりはまり、漫画もビデオも全て集めていました。それだけでは足らず、高校の時には男子バスケット部のマネージャーにもなりました。主人はバスケット部の部員で、その時に出会いました。正直、高校時代は主人に恋愛感情は抱いていませんでした。話しをしたこともほとんどなかったです。しかし、大学生になった時の同窓会で再会し、スラムダンクの話で大盛り上がりしました。高校の時にはあまり話しをしたことがなかったのでわかりませんでしたが、とても話しやすく楽しい人だと思いました。同窓会でお互いの連絡先を交換し、更に仲良くなり交際することになりました。ですので、「君が好きだと叫びたい」は私にとって特別な曲でした。

曲が終ると、主人がマイクを持って立ち上がり、『君が好きだー』と大声で叫びました。私はびっくりしましたが、嬉しさで泣いてしまいました。恥ずかしがり屋なので、みんなの前で叫ぶのはかなり勇気がいると思います。感動したし、とても嬉しかったです。式場の人たちからも大きな歓声がわきました。

その後に、高校時代の男子バスケット部のみんなが、スラムダンクのメンバーに仮装して、主題歌の「マイフレンド」を歌ってくれました。正直、仮装は全然似てなくて誰が誰だかわならなかったし、歌もキーが合っていなくて音程がずれていましたが、感動してまた泣いてしまいました。今になってその映像を見ると、笑ってしまうのですが、式場だととても感動しました。私がスラムダンクが好きなのをみんな知っていたので、内緒で練習してくれたんだと思います。
最高の仲間に出会えてよかったし、最高の結婚式になりました。

スラムダンクにはまったおかげで、今の主人と出会うことができ、結婚することになったと思っています。最高の仲間たちにも出会えたし、この結婚式のことは一生忘れないと思います。辛いことがあった時などは、結婚式のことを思い出して、これからも主人と頑張って行きたいと思います。