機転の利いた彼が私の為に選んでくれた優しさに包まれた入場曲
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私は、小学校6年生の時から「対人恐怖症」という精神的な病気を抱えており、人の視線や人込みに異常な恐怖を感じ、パニック障害に陥るという症状と付き合いながら生きてきました。周囲からは、自分が変な目で見られることが多かったので、病気に事は敢えて誰にも話さず、出来る限りばれないように平然を装っていました。毎回ではないのですが時折、人の多いエレベーターや電車の中にいくと呼吸が荒くなり、呼吸が落ち着くまで駅のベンチで休憩をして、高校の時には遅刻した事もありました。
運命の出会いは駅でした
出典:We Heart It
どうして私だけ、こんなに人込みや人の視線が苦手になったのか理由が分からず、有名な精神科の病院に足を運んだ事もありました。処方されるお薬で緊張が軽減されましたが、一生、薬に頼る事に不安を抱き、やがて病院へ行かなくなりました。そんな時でした。会社の通勤中に電車の中で動悸が早くなり、次の停車する駅で休憩をしていた時に声を掛けてくれたのが、当時、駅員として働いていた今の主人でした。優しく介抱してくれた主人は、私の為に温かいお茶を差し出してくれました。それが縁となり、彼とお付き合いを経て、結婚する事になりました。
優しい彼
出典:We Heart It
私の持病を付き合う前から知ってくれていた彼は、結婚式も私の事を配慮して、家族だけの少人数でアットホームな結婚式を決めてくれました。入場シーンなどで使う曲も、私が精神的にリラックス出来るようにと、彼はクラシックの曲を選んでくれました。そんな私達の入場シーンで使った曲は、ETERNITY∞の「Wonderful World」です。
思い出に残る結婚式になりました
実際の結婚式での写真
「パッフェルベルのカノン」をモチーフにしたクラシックに現代的な要素を取り入れた曲調で、あれほど緊張していた私も、この曲で緊張から感動へと変わりました。スウィートボックスさんの美しい歌声の向こうから流れるピアノやバイオリンの音が、結婚式の感動的なムードに最適の曲です。彼だけが私の病気の事を理解してくれていたので、バージンロードを歩くときにも、私が緊張しないようにと早めに手を握ってくれました。彼の両親も私の家族も、この曲が流れた瞬間から目を滲ませていました。ETERNITY∞の「Wonderful World」は、長年、結婚式では欠かせない人気の曲です。長い間、人気には大きな理由があります。時代にとらわれず、いつ聞いても人々の心に響く曲です。ぜひ、これから結婚式を予定されている方は、ご検討してみてください。
この曲と併せてお勧めしたい曲は、ETERNITY∞の「Love」です。メロとサビにメリハリがあり、キュートなメロから高揚感のあるサビへと変化し、会場が感動で包まれる曲です。
ココアパウダー
2012年5月にハービスENTチャペル(大阪府)で 挙式