私はディズニーが大好きで、結婚式では絶対にディズニーの楽曲を使用しようと決めていました。最近では、結婚式で使うのを目的としたリミックスバージョンがあったり、ディズニーの曲は結婚式の定番ソングとなっていますが、私は単なるディズニー好きではなく、よりマニアック（笑）なディズニーマニアぶりをさりげなく取り入れたいなーという思いがありました。

そこで、ディズニー映画の劇中で使われている楽曲ではなく、映画の最後に流れるエンドロールで使われている曲に目をつけてみたところ、最近のディズニー映画のエンドロールで使用されている楽曲は、ディズニーらしいオリジナルソングではなく、有名アーティストがCDで発売するような曲が多くあることに気づきました。

その結果、私は映画「ベイマックス」のエンドロールで使用されていたAIさんの「Story（English Version）」を、自分の披露宴のエンドロールに使わせていただきました。AIさんの「Story」は、曲の内容自体が二人の物語を連想させたり、家族との物語を連想させたりと、そもそも結婚式でよく使われている楽曲です。ただ、普通に「Story」を流すのではなく「English Version」にしたという点が私の中での決め手でした。そこには私のディズニーマニア魂を込めているのです…。

おそらく「ベイマックス」を見たことがない参列者にとっては、「Story」が結婚式で流れたところで特に珍しい印象を持つこともなく、ある意味印象に残るわけではないと思いいます。しかしながら、参列者の中には私と同じようなディズニーマニアの友達が数人おり、その人たちにとっては「ベイマックス」のエンドロールを想像させることができるというのが、私の中でのこだわりでした。（笑）

そもそも、みんな私がディズニーマニアだということは知っているのだから、もっとディズニー感の強い曲をたくさん使ってもよかったのですが、私はこの「さりげなさ」にこだわることで、ディズニーがそこまで好きではない参列者にも違和感のない演出をしたいと思っていたのです。

実際、参列者の反応は私の予想通りで、エンドロールにディズニーらしさをさりげなく取り入れたことに気づいてくれたのはディズニーマニアの友達でした。（笑） また、「ベイマックス」は旦那さんと一緒に見に行った映画でもあるので、二人の思い出の曲でもあるというのはもう一つの決め手でした。