主人とは、出会ってから付き合いが大変長く、10年間お付き合いを重ねて、ようやく念願のプロポーズをされました。その10年の間には、紆余曲折な出来事ばかりでした。
喧嘩しては別れてヨリを戻す関係を、何年も続けてきました。周囲の家族や友人達からは、早く結婚したらと催促されていましたが、肝心の自分たちの気持ちが固まっていなかったのです。

そんな中、些細なことから大きな喧嘩に発展し、3か月間連絡を一切取っていませんでした。彼の事は凄く好きでしたが、お互い頑固ですぐに謝るような性格ではなかったので、どちらも折れませんでした。

するとある日、彼から私の元に「ＢＥＮＩ」の「永遠」の歌詞を綴ったメールが送られてきたのです。私は、そのメールの歌詞を読み、涙が自然と溢れて出てきました。それは、不器用な彼からの遠回しのプロポーズでした。それから、会ってちゃんと顔を見てプロポーズされました。

この曲は、私と主人を繋いでくれた大切な曲だったので、結婚式の最後の退場の時に、あの時誓った気持ちをお互い忘れない為に、この曲を結婚式の締めの曲として選びました。

この曲を最後にＢＧＭとして使って、心から良かったと思います。彼と幸せな家庭を作ろうと誓った、あの時の強い気持ちを思い出させてくれます。長く付き合っていると、どこかお互い一緒に居ることが当たり前になってくるので、そんな時はこの曲を聴いて気持ちを改めます。

退場シーンで「永遠」を使用しました。退場曲で使われる事が多いと知ったのと、最後は二人を結び繋いでくれた思い入れの大きな曲で、気持ちを引き締めたかったからです。

この曲の歌詞の中で「それぞれの未来を支え合って作ってこう」という部分があるのですが、お互いこの曲の歌詞が大好きだったので、映像でこの曲の歌詞を全部流しながら、退場しました。列席者の皆さんにも、この歌詞の良さが少しでも伝わったのではないかと思います。

拍手と歓声が鳴りやみませんでした。ウルウルして涙ぐんでくれている方もいました。人の心に響く曲だと思いました。
「ＢＥＮＩ」の「永遠」は、歌詞が最高です。これからの新生活を始める二人の背中を押してくれるとても素敵な曲です。結婚生活が始まると、言葉には出来ないような様々な事が起こります。そんな時に、この曲を思い出して聴くと、結婚式で誓った二人の気持ちを思い出し、頑張ろうと思わせてくれます。