私はゲストへのお見送り（送賓）で、葉加瀬太郎さんのエトピリカを使用しました。

送賓のタイミングは、列席者の方にお礼を言ったり、プチギフトを渡したり、お互いの両親が結婚式にきてくださった皆様へお礼を言っていたりと、会話をする場面が意外とあります。しかもその時マイクは使用しません。というわけで、他の場面と比較して、よりBGMとして適した音楽を選ぶ必要があります。

ですから歌詞の入っている曲を使用するのは嫌でした。
そういう曲を使用すると、ただでさえ人が多くて混雑するのに、騒がしい印象になってしまうからです。

イージーリスニングのジャンルの中でも葉加瀬太郎さんのエトピリカはとても人気の高い曲です。そして、この曲はテレビ番組の「情熱大陸」のエンディングで流れているのを何回も見ていたので、お見送りのタイミングで流すにも違和感がないのも決め手でした。

雰囲気にはすごくマッチしていましたね。メロディー的にしんみりしすぎることもなく、激しすぎることもない。結婚式のお見送りにはぴったりだったと思います。
お昼の式だったので、お見送りの時間は15時頃。この時間帯に、さわやかさもあるこの曲はぴったり合っていたと思います。なんだか自分が「情熱大陸」に出ている人になったような気分も味わえて面白かったです。

列席者の人に不評だったことはないと思います。参列者の方から結婚式後に何通かメールをもらったのですが、「御見送りでエトピリカが流れてたのも素敵だった」と書いてあったものがありました。

とにかく有名な曲ですし、葉加瀬太郎さんが大嫌いという人は少ないと思います。万人受けする曲なので、お見送りで流すにはぴったりです。
奇抜すぎる曲を流して、お見送りの時に「なんでこの曲流そうと思ったの？」って聞かれたら説明するのが大変だし、クスクス笑われたりしたらショックじゃないですか。
お見送りのタイミングでは沢山の人と会話しなければいけないので、極力場を邪魔しない曲が好ましいです。
葉加瀬太郎さんは「LiveImage」というライブを定期的に開催されています。ですからアルバムの「image」で取り上げられているアーティストの曲は組み合わせやすいと思います。あとは映画のサウンドトラックの曲も合いますね。