結婚前のプロポーズなしで結婚式当日を迎えた私たち。
代わりに主人は挙式の中で、新郎から新婦へのプロポーズのプログラムを組んで、列席者全員の前でプロポーズしてくれました。
そんな主人に感謝の気持ちも込めて、サプライズとして披露宴で花嫁から新郎への手紙の朗読の時間を設けることに。
そのときにかけた曲です。結婚式の定番曲のイメージが強いですが、やはり感動的なシーンの演出には本当にぴったりで、私自身も音楽を聴きながら気持ちが高まり泣いてしまいました。
主人や列席者の方からも非常に評判がよく、式が終わった後に皆さんから「良かったよ」「感動して泣いたよ」との言葉もたくさんいただきました。

もともとこの曲を聴くだけで泣けてくるくらい、大好きな歌詞でした。
最初はこの人と結婚するなどまったく考えていなかったのに、いつの間にか一緒にいるうちに隣にいることが当たり前になり、家族になることを選択した私。
本当にこの歌詞通りの二人になれたらいいなと心から思い、この曲を選びました。

私の手紙朗読が始まる前に、司会者の方に「今日は新郎の方に感謝の思いを伝えたいという方がいます」という案内をしていただき、サプライズでマイクの前に立った私。
私が話すよりも先に、曲の冒頭の「100年たっても好きでいてね」という部分を流していただきました。
ゆっくりと流れてくる優しいメロディが、シンと静まり返った会場内に響き渡り、その時点で私も彼も泣きそうになっていました。

そのときまで改まって感謝を伝えたことなどなかった私。
恥ずかしくて、好きと面と向かって言うこともあまりありませんでした。
だからこそ、この曲を選び、この歌詞と一言一句同じ気持ちであるという思いを込めていました。
主人はそれがよほど嬉しかったらしく、今でもたまにこの曲をかけながら手紙を読み返しています。
私は恥ずかしいので嫌がりますが、ニコニコしながら幸せそうな主人を見ていると、実行してよかったなと心から思います。
普段は言えない私の気持ちを、すべて代弁してくれているような大切な思い出の曲になりました。