私の親戚はとても仲が良く、子供たちにたくさんのお手伝いをしてもらいました。
両親への花束贈呈は、それぞれの家で飼っていた犬によく似たぬいぐるみも用意したので、花束が2つ、大きなぬいぐるみが2つの計4つありました。
4人の子供たちが、披露宴の終盤で、それを私たちの元に持ってきてくれることになっていたのです。
張り切って、おしゃれさせるからね！と、その子たちのお母さん方に言われていたので、ここの演出もとても大切に考えました。
子供が出てくるんだから、大人っぽい音楽だと合わないし、かといって童謡、アニメはちょっと・・・と悩んでいるときに思いついたのが「世界に一つだけの花」でした。
披露宴の曲を決める際、様々な曲を検討しましたが、「世界に一つだけの花」は候補に挙がっていませんでした。
嫌いだったわけではありません。ただ、あまりにも有名すぎて、他の方の結婚式と被るかな、と躊躇していたのは確かです。
でも、子供が参加するシーンなら、みんなが知っている曲を使うのもいいと考え、決めました。

ここの場面の主役は、子供たちです。カメラさんも他のゲストの方も、みんな子供たちの方に向きます。
優しくて、みんなを元気にしてくれる「世界に一つだけの花」に合わせて入場してくる子供たちは、とてもうれしそうでした。
ゲストの皆さんも、小さな主役たちに惜しみない拍手をくださり、温かく迎えてくださいました。
どちらかというと大人向けの会場が、和やかな子供主役の雰囲気に変わり、会場にいい変化をつけてくれました。

披露宴は、いろいろな人が参加してくださいます。
どの曲を使うかという選択に迷ったとき、選択の指標を「誰もが知っている曲」にする、というのはありだと思います。
私たちは、子供が主役になる時間帯に、誰もが知ってる曲で盛り上げてもらいたい、という気持ちでこの曲にしました。
「世界に一つだけの花」が名曲だったから、というのももちろんありますが、定番をここに持ってきたのはとてもよかったと思います。