私と主人は20代前半の頃に出会い、出会ってすぐに交際をスタートさせたのですが、お互い長男長女という所も関係しているのか、どちらも言い出したら引き下がらない性格で、喧嘩を繰り返しては離れたりくっついたりの関係を繰り返していました。周囲からは、ままごとのような私たちの関係に呆れた様子で、そのことはお互い自覚はしていましたが、なかなか思うようにはいかず、付き合って3年目に同棲を解消して一旦冷静になろうという決断をしました。

私の本音は、同棲を解消したくなかったのと、本当に彼の事が好きだったので、彼と結婚したいと強く思っていました。でも、彼の事を一番に考えると、私とこれ以上一緒に居ない方が彼は幸せになれるのではないかと思い、自分の気持ちを押し殺して納得させていました。

実は、その時、彼も私と同じように、これ以上一緒に居る事が私にとって良くないと思い、同棲を解消させる事を決めたという事を後で知る事になります。私は、実家に戻り、彼の事を忘れる努力をしようと元の生活に戻りました。

ちょうどこの頃、ゼクシーのCMで流れていた曲が福山雅治さんの「家族になろうよ」でした。テレビをつける度に、耳にする福山さんの甘いボイスと温かい歌詞が胸に沁み、とても良い曲だなと思いインターネットで歌詞を調べてみました。
歌詞のなかでも「どれほど深く信じ合っても わからないこともあるでしょう その孤独と寄り添い生きることが“愛する”ということかもしれないから」という部分は、まさに今の私の状態とリンクして涙が溢れ出てきました。

この曲に出会い、愛する人がすぐ側に要る事の幸せを改めて考えさせられました。それからは、意地を張る事はもう止めて、彼に対して素直になろうと決めました。

それから、数カ月ぶりに彼へ連絡を取り、彼も私と同じ気持ちだった事を知り、これからはお互いの悪い所を否定せず、認め合いながら一緒に生きていこうと誓いました。それからは、同棲生活を再スタートさせ、半年後にプロポーズをされ、結婚する事になりました。その時に買ったゼクシーに福山雅治さんの「家族になろうよ」のCDが付録として付いていて、2人の生い立ちを流すムービーでこの曲を使いたいという私の強い希望で、結婚式でこの曲を流しました。

歌詞が大好きだったので、列席者の方にもこの曲の良さが最大限に伝われば良いなと思い、幼い頃からの写真と共に、この曲の歌詞を流しました。家族の歌なので、両家の家族や親族の方々は、ハンカチを持って目を潤ませている方が多く、友人達からは「家族って良いなと改めて思えた」と温かい言葉を頂きました。

嬉しいニュースで、福山雅治さんもご結婚をされて「家族になろうよ」が改めて注目され、結婚式では常に上位にランクインする人気の高い曲です。

家族になるという事がどれだけ素敵な事なのかを思い出させてくれるので、結婚式で流して、これから始まる長い結婚生活の中で、もしくじけそうになった時には、この曲を聞いて、今、目の前にいる家族の大切さを再確認出来ると思います。

この曲と併せて披露宴でぜひお勧めしたい曲が福山雅治さんの「桜坂」です。この曲は、退場や送賓に最適です。特に春のシーズンに結婚式を挙げる予定の方に、お勧めです。胸がキュンとする温かい歌詞と曲調なので、ぜひご検討してみてください。