なんでもない毎日が幸せ
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私が結婚式で使用した曲は、ミスターチルドレンの「365日」です。言わずと知れた結婚式の定番ソングなので、初めは使おうかどうか迷ったのですが、やはり使ってよかったです。
この曲はCMで目にした人も多いと思うのですが、「365日の言葉を持たぬラヴレター」というサビの歌詞がとても素敵で心に残ります。CMでは、仕事が忙しいお父さんを待つ子どもが、待ちきれずに先に寝てしまって、お父さんとの約束を楽しみに待っていたよ、と母に告げられる。ような感じの親子の絆を演出するBGMとして使われていました。
この曲のゆったりとしたテンポやボーカルの櫻井さんの優しい歌声は親子の絆だけではなく、恋人同士のそれにもぴったりくるように思います。
この曲のテーマとは
出典:We Heart It
あまりに素敵な曲だったので、当時調べてみたのですが、どうやらエイズ撲滅のために「恋人たちの絆」をテーマに作曲した曲だそうです。エイズ撲滅というと、大切なことではありますが、結婚式のイメージとは少し離れてしまいますね。しかし、それでも、使う場面によっては、親子愛だったり、夫婦愛になったりするようなパワーを持っている曲だと、私は思います。
こんなシーンにおすすめ
出典:We Heart It
私の結婚式で使ったシーンとしては、一番最後のエンディングムービーの時です。
新婦が両親への手紙を読み上げて、会場は涙涙の感動の雰囲気に包まれ、新郎のあいさつで真面目にしめました。そして、新郎・新婦は皆さんのお見送りのために、先に会場を後にします。(おそらく一般的な披露宴ではみんなそう)そこで、その感動的な雰囲気の余韻を大事にしたかったので、そこでどういう曲を流すかはとても影響が大きいと思いました。
なので、私はしっとりと愛の溢れるメッセージを歌っている歌詞と、歌声でこの曲はばっちりだと思いました。そこに、演出でその日の結婚式から披露宴のムービーを当日編集してもらったものを一緒に流してもらい、参加して下さった人に、結婚式をふり返ってもらいながら余韻に浸っていただきたいな、と思いました。何もなしでももちろん良いのかもしれませんが、ただ待つ時間よりは、このようなムービーやBGMで雰囲気を作ることも、参加して下さった人へのお礼なのかなと、私は思います。
そして、そのムービーにも事前に打ち合わせをしておいて、参加者全員への一言メッセージを入れてもらいました。披露宴後には、「メッセージありがとう!超感動したよ!」という声を友達からも親戚からもかけてもらって、演出が大成功したかなと思いました。
しっとりとした雰囲気を伝えたい演出の時には、とてもピッタリな曲だと思います。
Monro.33
2013年8月にホテルフランクス(千葉県)で 挙式