遠距離を乗り越えて、ようやく結婚に至った私たち夫婦にはピッタリな曲でした。

同時期に就職して赴任地が離れてしまい、孤独な毎日をおくっていた私たち。１～２月に一回、週末に会えるのを楽しみに、日々奮闘していたあの頃を思い出します。
自分たちの付き合っていた数年間と重なる歌詞に惹かれて、夫婦でこの曲をえらびました。遠距離の切なさを表現しているのに曲調はあかるかったことも、選曲した理由の一つでした。

結婚式に使う曲を選んでいて感じたのは、意外と明るい曲を使いたい場面が多いのに、アップテンポの曲が少ないということです。いわゆるウエディングソングというものは、泣ける歌、良い歌が多いのでこういったテンポの曲をみつけるのは難しいです。

私たちは、この曲の物語が自分たちの歩みと似ていたので、プロフィールムービーに使いました。プロフィールムービーの作り方にもよるのですが、曲のテンポに合わせて写真を切り替える作り方をするのであれば、こちらの曲はなおさらお勧めです。一枚の写真を長めに表示したり、細切れに写真を切り替えたり、写真の切替がしやすいリズムになっています。ムービーを作っていると、写真の枚数を増やしたり、減らしたりして、曲に合わせたり、逆に曲を編集して写真の枚数に合わせたりとなかなか面倒な作業が続きます。そういった手間が、ほかの曲に比べるとすこし少なく済むかもしれません。細切れに写真を切り替えられるリズムなので、一曲に沢山の写真を詰め込むことが出来ると思います。ただし、同時にそれは会場に映っている時間も短くなるということなので、あまりそれをやりすぎると、列席者の方が見づらいかもしれません。

私たちは、ムービー自体に躍動感をだすために、短時間で写真を切り替えたかったので、最期のサビの部分だけを短時間切替にしました。一度ＡメロやＢメロで使った写真の中で、お気に入りの写真や列席者とともに映っている写真ではなく、新郎新婦二人だけの写真を最期のサビで短時間切替で出しました。

また、夜行バスに乗っている主人と、見送っている私の姿を写真に撮り、曲に合わせて写真を表示したところ、わたしたち夫婦の歩みをよく知っている友人はとても切なくなったようで号泣していました。

ムービー全体としては、飽きることなく見ていただけたようでよかったなと思っています。また、こちらの曲は５分の曲なので、長くても８分といわれているムービーにはとても向いている曲だと思います。遠距離を経験したことのある方は是非一度聞いてみてください。