出席してくれた親族の為に
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2014年の5月に、学生時代から5年間付き合っていた彼との結婚式を挙げました。ホテルウェディングだったのですが、演出にもとても力を入れている会場で、打ち合わせは半年以上前から綿密に行いました。披露宴で使用する音楽については、候補曲を探すところから最終的な決定まで、妻の私に一任されていました。結婚式自体が、友人たちは呼ばずに、お互いの親族のみで行う予定だったため、BGMもあまり「一般ウケ」「定番」にこだわりすぎず、アットホームな雰囲気になれば、と思いながら探していました。
そこで、参列者の親族たちが懐かしさを感じてくれる曲を、ということで80年代の有名ヒット曲を調べていたところ、この曲が浮上しました。発売年が、ちょうど彼と私が生まれた年の中間の時期であったことや、「タン♪タン♪タタン♪タン♪」で始まるキャッチ―なイントロが、お色直し後の再入場にピッタリだ!と思い、使用を決めました。
予想を上回る好評
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披露宴当日、お色直し再入場の時、ドアの前で緊張しながらも、例のイントロが流れると「きゃー!」「わー!」という声と同時に、手拍子までしてくれている音が聞こえてきました。「when the~」で入場すると、大歓声。ドレスはもちろん楽しみにしていてくれたと思いますが、「Stand by me」が会場のボルテージを上げてくれたことは間違いなかったと思います。嬉しかったのは当日、式が全て終わった後に、「再入場の時のStand by meが良かった」「懐かしかった~」と、何人もの親族が言ってくれたことです。やはり私たちの狙い通り、青春時代によく聴いていた、という人が多かったようです。
少し上の世代の方の参列が多い結婚式にはオススメ
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結婚式は、自分たち夫婦の最高の思い出にしたいのはもちろんですが、やはり二人を支えてくれた参列者たちにこそ楽しんでもらいたい、と考える人が多いと思います。その際、BGMの選曲で参列者の「年代」を意識する、というのは一つの方法だと思います。この曲が特に流行ったのは80年代後半。そのころに青春時代や壮年期を過ごしたような、新郎新婦より少し上の世代の人たちが多く出席するようなお式には、選んで間違いない曲ではないでしょうか。奇しくも、私たちが式でこの曲を使用した約1年後に、Ben E.Kingは亡くなりましたが、いまだに世界中で、老若男女問わず誰からも愛されている名曲だと思います。
nanamama*
2014年5月にシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(千葉県)で 挙式