結婚はひとりでするものではありません。他人だった二人が家族になり、力を合わせて幸せになろうと努力していくもの。mihimaru GTの「幸せになろう」は、私のそんな結婚に対する想いを表現してくれている曲でした。

ウェディングソングの定番といわれる曲は、男性目線で「幸せにしたい」「守ってあげる」と男性側の気持ちを歌ったものが多いように感じます。確かに私も「絶対に幸せにするから結婚してください」と言われて彼との結婚を決意しました。
でも結婚生活ってきっと男性だけが頑張ったからといってうまくいくわけではありませんよね。私だって彼を守ってあげたい、辛いことがあるのなら支えてあげたいし、二人でずっと一緒にいられるようにできる限りのことをしたいとずっと思っていました。

そんな私の気持ちを代弁してくれているように感じたのが、「幸せになろう」だったんです。「うまく言えないけれど　頼りない私だけど　一緒に泣いたり　重荷を分かち合いたい」もしかしたらこれは女性側のひとりよがりで、男性は一緒に泣くより解決策を探してきて欲しいのかもしれません。でも私が夫に優しく接しようと思えるのは、この気持ちがあるからなんです。

私が披露宴でこの曲を使ったのは、ウェディングケーキへの入刀のときです。ケーキ入刀といえば「二人の初めての共同作業」というのがお決まりのフレーズが有名ですよね。本当のことを言えば、結婚式の準備からして二人で協力せずにできたことなんてほとんどないはずなんですが（笑）でも、みんなの前でこうして二人で力を合わせてやっていきますよ、と約束するのがこの儀式なんだと思うんです。
だからこそ私は一緒に幸せになろうよと彼に呼びかけるこの曲を使いたいって思いました。みんなの前で、私はこの人と幸せになるよって言いたかったんです。

当日の様子はというと、ケーキ入刀のときって絶好のシャッターチャンスなので、出席してくれたみなさんは写真を撮るのに夢中で、流れている曲のことなんてまったく気にしていない様子でした（笑）私も笑顔を作りつつケーキにナイフを入れたポーズをキープするのに必死で、ちゃんと曲のサビからスタートしたかな？なんてチェックする暇もないほど！ でも後日、そのときに撮った映像を確認してみたら、曲調もその場の雰囲気にもぴったり合っていましたし、一緒にビデオを見ていた夫も「この曲こんなに良かったんだね」と言ってくれたしで大満足でしたよ♪