私は結婚式の中で上映する二人の紹介VTRでSuperfly の「愛をこめて花束を」を使用しました。この曲は主人が私にプロポーズしてくれた時のシチュエーションにぴったりだと思ったからです。

主人との出会いは私が28歳の頃で友人の紹介でした。ひとりの友人から私の写真を見て気に入ったと言っているが人がいるから紹介しようか？と連絡があり、当時彼氏がいなくて結婚に焦っていた私は二つ返事で会うことを決めました。彼は同い年でお互いの出身地も近くよくしゃべる人で、初めて会った時から私は素敵な人だなと思っていました。何回かのデートを重ねとんとん拍子でお付き合いが開始しました。

私は結婚を当初から意識していたのでお付き合いをする時点で結婚を前提にしてほしいことをお伝えしていました。彼もそれを了承してくれました。付き合ってから1年ほど経った頃、いつかは結婚するけどいつにしようといった話が出てきました。私はもう少し経ったころでいいのでは？と漠然と考えていました。

そんな中、私はいつも通り彼が住んでいる会社の寮に泊まりに行きました。その寮は来客者を泊めていけないと言ったルールがあったのでもちろんうるさくすることなくこっそり泊まっていました。しかしその日は夜に玄関ホールで他の住人に会ってしまい怒られてしまいました。そのおじさん曰く、来客者を泊めることは禁止されている、ルールは守れと言うことをかなりきつめに怒られました。その日は仕方なく駅前のホテルに二人で泊まりに行きました。

しかし意外なことにこの事件がきっかけで私と彼との間に一緒に住もうかという話が持ち上がりました。お互いの親に挨拶にいったところ彼の両親から一緒に住むなら入籍した方がいいと助言されお付き合いから1年3ヶ月で引越しと入籍をすることになりました。ここまではすべてお互いの話し合いで進んでいったので特に彼からのプロポーズはありませんでした。

しかし彼もプロポーズがないことを気にしていたようで入籍日の当日朝に100本のバラの花束を用意して「プロポーズが遅くなりましたが、結婚して下さい。」と改めてプロポーズをしてくれました。入籍の当日までプロポーズはもうないんだろうな、と思っていたのでバラの花束を抱えて出てきた彼に驚いてしまいました。しかし同時に私のことをちゃんと考えていてくれたんだ、というとても嬉しい気持ちになりました。

この時のバラの花束をもらった時の写真を撮っていたので結婚式の紹介VTRにその写真を使い「愛をこめて花束を」を選曲しました。歌詞があたたかい気持ちになれたことを思い出させるのでとてもいい曲を使用できたと思ってます。