オープニングムービーから皆さんを楽しませようと主人と色々計画をし、そのために旅行へ行ってはそのための写真を撮るなど、ムービーにも力を入れていった私たちですが、特にオープニングムービーでは、映画のような作りをして出席者の皆さんがまるで映画館に来たかのような気分で参加してもらおうと、3分程度の映像に作り上げナレーションを付けながら、その時に使ったBGMになります。その映像の中で３・２・１と秒数をカウントダウンし、一番メインとなるところの曲とつなげ迫力のある映像を作り上げました。

特にその頃はこの曲がまだ新鮮だったため知らない人も多くいたとは思いますが、どこかで聞いたことがあるという感想も頂いたくらいオープニングは印象に残ったと言われました。最初この曲でムービーを作った時、制作会社に依頼をしたのですが、事務的にこなそうとする制作会社に対し、私のこだわりを常々伝え・・・きっとめんどくさいユーザーだなと思われたとは思いますが、全体のイメージは頭の中で出来上がっていたので、ここの部分の映像はこうしてほしいなど、1年前の準備段階から30回以上打ち合わせを重ね、たった3分の映像ですが、最終的には自分の満足いく映像に仕上がりました。

何が起こるんだろうというワクワク感であってみたり、皆さんが注目するにはと、現場のスタッフの方々からのご意見も頂きながら、映像を流す位置や会場の明るさ、スポットライトの場所なども調整し、会場側のスタッフとも度重なる打ち合わせをしたことを思い出します。やはりBGMはその人自身の雰囲気がわかるというくらい、曲を聞けばその人がどんな人なのか、というのがなんとなくわかる気がするので、BGMには重きを置いて色んな曲を聞いては、イメージにあてはめ、これでもないあれでもないと本当に色々探した記憶があります。なので、どこかで流れているBGMでも気になる曲はすべて店員さんに聞くなどして、オープニングにふさわしい曲を選び抜いたと思います。

もちろん主人の意見も聞いてはいたのですが、基本的に曲の部分は私に任せるということだったので、自分が感動する、自分好みの曲をたくさん使った結婚式に仕上がったと思います。もちろん曲を聞いてもあまり感動しない人はいますが、やはり曲によって、結婚式の色も変わってくると思います。この曲が終わった時点で、いよいよ私たちが登場する場面になります。その時の緊張感は今でもとても印象に残っています。