元々結婚願望強かった私は、若いうちからいつも結婚を意識していました。でも、本当に結婚するのは、まだまだ先の話なのだろうなと思っていました。

そんな時、ある友人が結婚式の話をしてきました。「結婚式の時は、アベ・マリアを使いたいんだぁ。」と言って、その曲を知らなかった私に携帯で音楽を聞かせてくれました。曲名を知らなかっただけで、聞いたことのある曲でした。クラシックの美しい曲でした。

それから5年位経ち私も結婚することになりました。結婚式をする気が全く無かった私は、何の気なしに母にその事を伝えると「結婚式とか披露宴ていうのは、自分の為にするんじゃないのよ。親戚に報告する意味もあるのよ。」と怒られました。
そうだったんだ・・・。と思った私は急遽結婚式を挙げる事にしました。

結婚式場の担当の方とシーンごとの選曲を13曲位しました。私が一番大事だと思ったのは、一番最初の入場曲でした。入場曲で、その披露宴全体の雰囲気が決まると思ったからです。

母からの言葉で結婚披露宴をする事になったので、親戚が喜んでくれる披露宴にしなくてはいけないと思いました。厳かな雰囲気の披露宴にした方がいいと思い、昔友人に聞かせてもらったアベ・マリアがぴったりだと思いました。

アベ・マリアは、有名な曲なので沢山の方が歌われていたのですが、よりトラディショナルな雰囲気にしたかったのでオペラ歌手の方が歌ったものにしました。

沢山のお花で装飾された会場に、正装した親戚と友人達。会場の照明が暗くなり、美しいアベ・マリアの音楽と共にスポットライトに照らされながら入場しました。皆暖かい拍手で迎えてくれました。

オーソドックスな選曲だったかなと思いましたが、友人に「とても良かった。」と言ってもらえました。「入場のシーンで鳥肌が立ちました。」と司会を務めてくださった方にも褒めて頂きました。

アベ・マリアは、大変美しく、誰もが聞いた事のある曲です。結婚披露宴に、とてもお勧めな曲だと思います。

食事の時には、皆がゆっくり食事を楽しめるようにヒーリング音楽を流しました。
退場の時は、披露宴が終わってからも幸せな未来が続きますようにという想いから、葉加瀬　太郎さんのエトピリカという美しくて明るい曲を選曲しました。
選曲次第で、カジュアルで楽しげな披露宴にすることも、落ち着いた披露宴にすることも出来ると思います。

10年経った今でも、結婚披露宴は特別で、素晴らしい思い出です。これから披露宴をされる皆様が思い出に残る素晴らしい披露宴を挙げられる事を心からお祈りしております。