定番な曲だけれど深く思い出に残った「Beauty and the Beast」
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ディズニー映画の「美女と野獣」のテーマ「Beauty and the Beast」を披露宴でどうしても使いたいという新婦の願いがあり、お色直し後の入場の際に流しました。
一番好きなディズニーの映画で、ずっと昔から結婚式にはこれを流すという夢があったそうですが、新郎の私自身は特に思い入れはなく「そんなに流したいなら」という程度で了承していました。他の結婚式でも毎回耳にする定番の曲で、ちょっとベタ過ぎないだろうかとも感じていたのが正直なところ。確かに披露宴らしい曲で良いのだけれど、もっと奇抜で誰も使わないような曲で固めた方が思い出深くなるし、自分が選んだ曲はその点にちょっとこだわったという自負があったので、「それいいね!」というような思いではありませんでした。
披露宴のBGMなんて…
出典:We Heart It
もちろん結婚式のBGMへの思いなんて大半は自己満足だろうし、好きなのをかけて新婦が喜ぶならそれでいいんじゃないかなと思ってCDを準備。式場の担当の方に渡して当日を迎えました。
迎えた当日、入場、ケーキ入刀、エピソード紹介などバックでかかるBGMを聞きながら、私自身は感慨深い思いでいましたが、BGMは会場の雰囲気作りのそえものといった形で、来賓の方は写真撮影をしたり会話や食事を楽しみながら思い思いに過ごしていたようです。
感動の場面
出典:We Heart It
しかし、式場の空気を一転させたのは新婦のお色直し後の入場シーン。「Beauty and the Beast」が流れ、会場が暗転した瞬間、来賓の方々が一瞬静まりかえり、新婦のお友だちからは歓声が上がりました。私はここでこの曲がかかることすら忘れていましたが、場の空気を変えるしっとりした歌いだしに何とも言えない感動をしました。
このシーンが何よりも結婚式らしい瞬間だったと覚えています。
曲の持つ力に圧倒されました
出典:We Heart It
他の方の披露宴では歓談タイムのBGMとして聞いていて、そんなに印象に残っていなかったのですが、入場曲としての存在感はとても大きかったです。しっとりとしていて壮大で、華やかで切なくてと、結婚式の要素が詰め込まれたような曲だなと実感しました。そして、自宅で聴いた印象と会場で聴いた印象はまるで違ったことにも驚きました。
披露宴後、しばらくしてから「美女と野獣」のDVDをじっくり観ましたが、「Beauty and the Beast」が流れた瞬間は鳥肌が立つような思いで、この曲の持つ力をそこでも改めて感じた気がします。
オススメです
出典:We Heart It
定番の曲には長く愛される理由がきっとあります。曲の好き嫌いだけではなくて、披露宴会場の様子も想像しながら、その雰囲気やシーンにあった曲を選ぶことが大切なように思いました。
けー
2011年3月にハイアット リージェンシー 福岡(福岡県)で 挙式