2019年紅白歌合戦では紅組トリを務め、とてつもない存在感を発揮した
MISIA。
最近、メディアでも見かける機会が多くなりました。これまでメディアに出ることの少なかった彼女を見る機会が増えたのは音楽ファンとしてはとても嬉しいことです。
そんな彼女もデビューから20年を超え、新たな試みとして2017年にニューヨーク在住のトランペッター黒田卓也氏との“soul jazz”をコンセプトにしたプロジェクトがスタート。
新しいMISIAの顔が生まれました。
私も今回の約7年ぶりのベストアルバム『SOUL JAZZ BEST2020』を聴いて、ビッグバンドと作り上げられていくアレンジ、
そしてホーンセクションをバックにしてもなお、健在なパワフルなMISIAの唄声に胸を撃ち抜かれました。
その感動が冷めず、『MISIA SOUL JAZZ BIG BAND ORCHESTRA SWEET&TENDER』大坂城ホール公演、初日に参戦することにしました。
序盤からビッグバンドを全面に押し出した音の強さと華やかさ、そしてアリーナに響き渡るカラフルな音色、音圧に溶け込みつつも確実に“そこにいる”存在感を放つMISIAの唄声。
目をつぶれば小さなホールで歌ってくれているような錯覚を覚えるくらいの距離感さえ感じさせてくれました。
そして、後半はMISIA“アンセム”とも言える『
Everything』『陽のあたる場所』『
つつみ込むように』のビッグバンドアレンジはよりアダルトでパワフルで、
圧倒的なMISIA WORLDを楽しませてもらいました。
『
アイノカタチ』はMISIAの真骨頂とも言えるラブソング。
ピアノアレンジとMISIAの唄声だけの優しく、シンプルな構成で始まり、2番Aメロからはバンドで鮮やかな音の構成に変わっていくこの曲は、
静かなスタートから大きく広がっていく二人の世界観を表現していけます。
そして、おすすめは“soul jazz”アレンジの最新作です。華やかでドラマチックなシーンを演出できると思います。
おすすめのシーンは「
お色直し入場」や「
キャンドルサービス」です。
「♪あのね〜」と語りかける歌い出しが優しさや静寂、ぬくもりを表現していて、そんな穏やかな幸せを思い描くおふたりにはぜひ選んで欲しいと思います。
照明演出をおこなってくれるプロがいる結婚式場であれば、音楽に合わせた照明演出をしてくれるので、聴覚的にも、視覚的にも感動的にシーンを彩ってくれます。
『
Everything』は定番中の定番のヒット曲ですが、今回のsoul jazzアレンジでビッグバンドが更に音にアダルトな雰囲気と重厚感を加えてくれています。
この新しいアレンジは最初の「
入場」シーンに使用していただきたいと思います。
ドアオープン前には会場照明を完全に暗転させて、このビッグバンドアレンジのイントロをしっかりと聴いてもらい、歌い出しでドアオープン〜入場という流れで展開してほしいと思います。