そして、3曲目ね!う〜ん、悩むけど、ここは邦楽を選びたいなぁ。
ーーiPhoneを眺めながら、いくつか候補を挙げながらたどり着いたのが、
竹内まりやの「人生の扉」。
新婦が両親への手紙を読んだ後、高砂からご両親の元へ歩いていくシーンありますよね?あそこでこれが流れたら、僕は間違いなく泣きますね。
この曲が収録されているアルバムがリリースされたとき、
竹内まりやさんご本人にインタビューさせてもらったんですよ。
まりやさんが50歳過ぎて書かれた曲なんですけどね。年を重ねていくことが描かれていて。
曲のパワーが本当にハンパなくてね、この曲を掛けるたびに、『あぁ〜またこの季節か。今年もまたお袋を花見に連れて行こう』って本当に思います。
※歌詞「満開の桜や 色づく山の紅葉を この先いったい何度みることになるだろう」の部分より
エンディングのシーンにも良いと思いますね。ピアノのメロディーがハマると思います。
こういう曲ってラジオのリスナーだったら、いろんな曲を聴いてるし、若い子でも使うことがあるかもしれませんが、なかなかそうはいかないですよね。
ーープロに聞かなければ出てこない選曲がまたここに登場。
TOGGY氏も直接話を聞いたという竹内まりやのアルバム『デニム』も「これまで積み重ねてきた“時”」がテーマになっている。
この想いをのせて、ぜひとも両親との感動のシーンを生み出してほしい。
新婦の希望が叶う結婚式が理想的だけど…新郎新婦、それぞれが好きな曲、二人が好きな曲をいっぱい使うのも大事だけど、
出席しているゲストは同年代もいれば、両親世代や会社の人もいるからね。
やっぱり来ている人に「こんな曲使うか〜!やるな〜!」って意表をついたり、唸らせたりすることも大事ですよね。
『選曲にふたりのいろいろなもの(歩んできた人生)が見える』
っていうことが僕から伝えたいことかな。
「お任せ」って簡単に決めずに
じっくり考えてほしいですね。
音楽聞いてこなかったな〜って思う瞬間って結婚式の曲を決める時かもね。
そんな人こそ、ラジオ聞いてほしいね。今まで聞いてこなかったジャンルの曲とかもじっくり聞いてもらったりね(笑)
ーーこのコーナーのタイトル「MUSIC IS MY LIFE」のヒントになったこの言葉。
「なるほど、確かにそうだな」とうなずかずにはいられなかった。
たくさんの新郎新婦に彼ららしい、さらにはゲストを満足させるBGM選びをしてもらいたいと思う。
実は、3曲目で一番に上げてもらった曲はTOGGY氏イチオシのアーティスト
Sakuraの「君のために」でした。
声が抜群に素敵なんです!ただ…歌詞を見ていると、ちょっと意味深な歌詞。
ということで、今回はボツの選曲になったのですが、ウィームスタッフもSakuraさんの大ファンということもあり、カットせずにご紹介したいと思います。
この「君のために」という曲は
「君のことが好きすぎて寂しかったんだ」というラブソング。
ただ、ラストの歌詞が「鳥かごの中の二人 空へ解き放して 振り向かずに 飛び立とう」というのが二人一緒の未来なのか、別々の道なのか…という判断がつかないので、
聴く方に結末を決めていただければと思います。
これは彼女を思うラブソングだ!と思った方はぜひとも結婚式で使ってもらいたい1曲です。
また、日本語バージョンは「君のために僕は〜」と男性目線ですが、英語バージョン「KIMI NO TAMENI」は「I」と表現されているので、「私」でも「僕」でも解釈ができます。
男女の性別を超える、英語バージョンもオススメです。
なかなかこんな曲はない上に、選ぶ人も多くはないので、レベルの高いブライダルBGM。気に入った方にはぜひとも使っていただきたい1曲です。