誰のための何のためのBGM??
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両親への手紙の場面で私が選んだBGMは小田和正さんの『言葉にできない』です。なぜでしょうか、『言葉にできない』はもちろん『キラキラ』や『たしかなこと』など小田和正さんの曲はどれも聞いていると自然と涙が出そうになってしまいます。メロディーも歌詞も歌声もすべてが心にささるような曲ばかりです。そんな感動的な雰囲気の中、両親への感謝の気持ちをこめて手紙を読みたかったので、この曲を選びました。また、10年ほど前に亡くなった母も小田和正さんの曲が大好きだったので、その曲にのせて母との思い出も抱きつつ、父だけでなく亡くなった母にも感謝の気持ちを伝えたかったのです。
夫と意見が…
出典:We Heart It
しかし、他の場面のBGMは旦那さんとほとんどもめることなく楽しく決めれたのですが、唯一この両親への手紙の場面だけ意見が対立してしまいました。もともと結婚式のBGMは基本的に2人の思い出の曲や好きな曲ですべて構成しようと事前に話し合って決めていました。そのため旦那さんとしては、プロポーズのときにも一緒に聞いていた福山雅治さんの『家族になろうよ』を両親への手紙の場面で使いたいとずっと考えていたようです。確かに『家族になろうよ』もしっとりとしたバラードで歌詞の意味合い的にも両親への手紙という場面にあっていると思います。そして他の場面で選んだBGM(いきものがかりやソナーポケットなどの曲)のラインナップと並べてみても雰囲気があっていました。
話し合いの結果
出典:We Heart It
しかし私としては、両親への手紙という場面では自分たちが好きな曲というよりは、両親が主役になる曲という点を重視してBGMを選びたかったのです。単なるBGMとして聞き流すのではなく、年配の両親でも知っていて、誰もが聞いていて感情移入できる、そんな曲を探していたところ小田和正さんの『言葉にできない』にたどりついたのです。ちなみに旦那さんとたくさん話し合って『家族になろうよ』は退場のときに使うことになりました。
感動的なシーンになりました
出典:We Heart It
結婚式当日、実際に『言葉にできない』のBGMにあわせて両親への手紙を読んだところ、両親だけでなく参列者(特に旦那さんの上司)も涙を流しているようでした。もちろん手紙の内容や雰囲気もあるので、すべてがBGMのおかげだとは思いません。それでも「手紙の内容はもちろんだけど、曲によっていっそう感動的だった」と帰り際に声をかけられたのは、本当に嬉しくなりました。旦那さんと対立してでも、BGM選びにこだわって良かったと心から思いました。一生に一度の自分たちの結婚式なので、BGMはもちろん色々と自分の好きなようにしたくなると思いますが、場面によっては伝える相手に合わせた曲選びも必要になってきます。これから結婚式を挙げる皆さんも是非参考にしてもらえたら、嬉しいです。
ぽねっと
2015年11月に名古屋市内のゲストハウスで 挙式