今の主人とは同じ勤めていた同じ会社で出会いました。新人で配属された部署に今の主人がいたのですが、とても仲が良い部署だったので懇親会の帰りによくカラオケに行っていました。私は昔からHYの曲が大好きでよく普段から聞いていたのですが、カラオケで主人がよくHYの曲を歌っていて一緒に女性パートと男性パートを歌ったりもしていまいした。そして縁あって主人と付き合いが始まったのですが、二人でドライブなど行くといつもHYの歌を一緒に口ずさんだり、カラオケなど行ってもいつもHYばかり歌っていたのでHYの曲は二人の交際の歴史の一つみたいなものになっていきました。

そして月日は流れ付き合って2年で結婚することになったのですが、結婚式の曲選びでは絶対HYをかけようねと二人で話していました。入場の時の曲や、プロフィールのときなどHYを多用したのですが一番こだわって選んだのが退場後の最後の動画のときに使用した「たった一言」という曲でした。

この「たった一言」というのはシングル曲ではなくアルバム曲だったので、それほど有名な曲ではないのですがその歌詞が夫婦で大好きでよく聞く曲でした。 「大切な必要な言葉を誰かにたった一言伝えてる？」という歌詞から曲は始まるのですが、誰にだって大切な人が周りにいるのに当たり前すぎて伝えていない感謝の言葉や、愛情を示す言葉は思ったよりも言っていないのでないかと思います。

私たち夫婦は結婚する前から同棲もしていたのですが、月日が経つにつれてお互い一緒にいることが当たり前になりすぎて感謝の言葉や愛情の言葉をいつしか言わなくなってきたときがありました。結婚する前だったら料理を作ったらありがとうと言ったり、何か悪いことをしたらごめんねなどあたり前の事を相手が分っているからいいやとないがしろにしていた時期がありました。そうした中でギクシャクしている時期があり、そんな時この「たった一言」という曲を聞いてふと我に返って考えたら、最近ちゃんと感謝や愛情の言葉を言っていないなと思い、二人で一緒に曲を聞いて感謝と愛情の言葉はたった何文字かの言葉だけれど「思っているだけでは伝わらない、しっかり言葉で伝えようと」と約束しあったというエピソードがあり「たった一言」を選びました。

そして「たった一言」の最後に色々な人たちがたった一言を言う台詞が何個も入っています。たとえば「ありがとう」「大好き」など様々です。結婚式の中では私たち二人の為に二人の大事なたくさんの方が集まってくれます。私たちを育ててくれた両親、一緒に大人になった友達、お世話になっている職場の皆様にも伝えたい感謝のたった一言がそれぞれあります。なのでこの曲を出席者名と、出席者への感謝のメッセージ、出席者との思い出の写真を盛り込んだ退場後のエンディングムービーの曲として使用しました。

そして結婚式が終わった後に参加者の方からは、エンディングムービーがとっても感動した。曲がとっても印象に残ったよなどとても良い評判を頂きました。私たちの思いが少しでも伝わったかと思うと選曲は成功だったかなと思います。