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結婚式のおすすめ最新曲お寝み/澤田 空海理

結婚式のおすすめ最新曲 ニューソングス vol.118
お寝み/澤田 空海理 インタビュー

公開日:2024年06月13日
澤田 空海理さんの最新曲『お寝み』。親友ご夫妻のエピソードを盛り込んで、披露宴で幼稚園来の親友へ贈った祝福と感謝を込めたウェディングソング。今回は、澤田 空海理さんからのインタビューを通して、楽曲に込めた想いと澤田 空海理さんの人間味あふれる一面を紐解きます。
人を愛したいという姿勢を見せない人間が愛を歌っても誰にも届かない。
ー澤田さんは以前のインタビューで、「文学少年に憧れた時期があった」とおっしゃっていましたが、その時のことを教えていただけますか?
>>参照:【CHATTING MUSIC おしゃべりしたい音楽のこと 特別編】
澤田:
歪でしたね(笑)。ただ愛おしかったなとも思っています。当時は「アーティスティックに見せたい」を前に出しすぎていたんですよね。ただそれは、自分の芯から出てくる言葉じゃなくて「よく見せよう」と偽っているようで、自己認識が狂っていく感覚でした。「愛されたいなら、愛し、愛らしくあれ。」みたいに、人を愛したいという姿勢を見せない人間が愛を歌っても誰にも届かない。誠実でいることが大事かなって思います。今思えば、その時期は自分の輪郭をはっきりさせるために必要だったんだと思います。
ーそう思えるようになったキッカケはあったんですか?
澤田:
付き合いの長い友人に「感情を見せてくれるようになって嬉しいよ」と言われたのがキッカケでした。それまでは弱さを隠すことが美徳でそれが強さだと思っていたんです。「感情を見せてもらえるのが嬉しい」と友人に言ってもらえたのが意外だったんですよ。そこで、自分を想ってくれている人に対して自分が信用していなかったことに気づいて。
弱さや甘えを隠さなくても良くなったことで、友人の前くらいは、アーティストぶるのをやめるようにもしました。そのおかげで友人との関係が深まりましたね。
ー感情を表に出すようになったことで、楽曲制作に影響はありましたか?
澤田:
「遺書」という曲に関してはそれが顕著な気がしますが、それ以外はそんなには変わっていませんね。ただ遠くない未来には、より広い人々に届く音楽になる気がしてます。
ー楽曲制作をするために意識している習慣はありますか?
澤田:
日記をつけることを習慣にしています。出来事ではなく、人の言葉とか感情に焦点を当てるようにしています。人間って感情の保存が高い精度ではできないと感じていて、感情の動きを記録することで、より深みが出てくるというか人間らしくなるんですよね。あとは、人と話すのが好きなんですよ。話す時に人の目や表情をみることは心がけていて、早口になったり間が開いたりする時の人の癖を見るように意識しています。

今は愛を伝えるフェーズ
ーこれまでの楽曲を聴いていて、インタビュー前に澤田さんってもっと、控えめなイメージだったんですが、アーティストとしての澤田 空海理と普段の澤田さんって別人に感じますね。
澤田:
良くも悪くも人に引っ張られやすいんですよね。友人の結婚式などが続いていて、今は愛を伝えるフェーズにいます。2〜3年前ならイメージ通りだったかもですね(笑)。
ー内面の変化が楽曲制作に影響を与えているのがアーティスト澤田 空海理の特徴なんですね。愛を伝えるフェーズの今、挑戦したいテーマはありますか?
澤田:
これまでは「アーティスティックに見せたい」が強くて、素の自分が愛されると思えなかったので、失恋ソングが多かったんですが、これからは恋以外の澤田 空海理だから歌える曲が書きたいです。昔やっていた野球をテーマにした応援ソングで、ただ応援するのではなくて、経験者の視点を入れた曲が作れたら良いと思っています。人間としての質に向きあっていく作品を作っていきたいです。

僕にとって“おやすみ”って特別な言葉で、愛しているってニュアンスに近いと思っています。
ー新曲「お寝み」ができた背景を教えてください。
澤田:
20年来の親友が結婚することになり、そのためにこの曲を作りました。新郎はサプライズ好きで、常に他人に対して配慮を怠らない人です。でも、普段は見せない繊細な一面もあり、時々寝つけないこともあるそうです。そこで、新郎に僕から曲を贈るのではなく、新婦さんから新郎に向けた曲を作ろうと思いました。新郎と新婦の共通言語を考えた時に、「おやすみ」という言葉が浮かびました。個人的にも「おやすみ」という言葉を神聖視していて、この曲を作るきっかけになりました。
ー「おやすみ」が神聖な言葉ですか?日常的に使う言葉な気がしますが?
澤田:
「おやすみ」は、愛する人に発する時と家族に対する時とで意味合いが変わってくると思うんです。愛する人への「おやすみ」はただの挨拶じゃなくて、「愛している」に近いニュアンスを持っているんじゃないかと。初めは歌詞が「おやすみ」で始まり「おやすみ」で終わる予定でしたが、「おかえり」から始めることで、二人が生活をすり合わせていく過程を表現しました。
ー曲の中には実際に新婦さんの歌声も入っていますね。これを入れた意図はなんでしょうか?
澤田:
新婦さんから新郎に向けての曲という構想で作り始めて、サプライズ好きな新郎の想像を超えるにはどうしたら良いかと考えた時に、新婦さんが歌で参加していたら、それは絶対に想像できないだろうと思ったんです。それに「お寝み」って声をかけるのは僕ではなくて新婦さんの役目かなって。よりリアリティを出したかったんです。
ー結婚式当日の様子はどうでしたか?
澤田:
思った以上にエンタメ色の強い動画で意外な使われ方をしましたが、すごく盛り上がって面白かったですね。新婦さんのレコーディングの様子なども流れて、「素敵だった」「感動した」と言われたのが嬉しかったです。
ー最後に新郎新婦のおふたりにメッセージをお願いします。
澤田:
結婚式を開いてもらったことで、僕自身まで倖せにしてもらった。あんなに一斉に幸せになれる場所に招いてくれたお二人に心からの感謝と、最大限の祝福として「お寝み」を贈ります。お二人の仲睦まじい日々がこれからも続きますように。

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お寝み/澤田 空海理 歌詞

おかえりを言おう。
出会い方を掘り起こすには
それなりの月日が経った。…

お寝み/澤田 空海理
WiiiiiM編集部おすすめポイント

オススメシーン
“おかえり”で始まり、“おやすみ。”で終わる日常を切り取ったウェディングソング。おすすめはプロフィールムービーのBGM。おふたりの思い出を振り返りながら、披露宴を幸せな雰囲気で包み込みましょう。

澤田 空海理のプロフィール

澤田 空海理

矛盾だらけのリアルな感情を日常の景色に重ね合わせ、リスナーの五感を刺激する。Sori Sawadaから2021年3月に本名に名義を変えて活動。職業作家としても活躍するシンガーソングライター。
代表曲の「またねがあれば」は、シンガーの當山みれいからバーチャルシンガーの花譜まで、幅広いジャンルの歌手たちがカバーしている。カバー動画の総再生回数は1000万回を超える。2021年11月、YouTube Music Weekend vol.4出演。2022年2月に澤田 空海理名義での初アルバム『振り返って』をリリース。2023年12月6日、メジャー第一弾シングル「遺書」をリリース。

お寝み/澤田 空海理 曲情報

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