ー婚活マッチングアプリのCMのために書き下ろされた楽曲ですね。真夏に出会った男女の変わりゆく恋の関係や心情が描かれていますが、この曲に込めた想いを教えてください。
長谷川カオナシ:
私は子供の頃に閲覧していたWEBサイトの管理人さんと今でも繋がりがあったり、20代の頃SNSをきっかけにバンドのお手伝いをしたこともありました。このように様々なサービスを利用して来ましたが、結局は生身の人間同士が操作していてそのツールが変化しているだけだと気付く瞬間が多々あります。「酸っぱい」という感覚はあまりにも生物的です。この「結局は生身の人間だ」と気付く感覚と、「酸っぱい」に触れたときの感覚はよく似ているなと思います。
ー制作する際に意識したことやエピソードがあれば教えてください。
長谷川カオナシ:
バンドというよりはデジタルトラック然としたサウンドを意識しました。ドラムとベースは特にそういった音像になっています。例えばドラムは電子ドラムの音を使ったり、生ドラムにしてもiPhoneのマイクで録った音を混ぜたり工夫しました。ベースに関してもエレキベースは弾かずにPCで打ち込んだ音を使用しています。実際に手弾きしていないフレーズだったので、MVの撮影で当て振りをするのが不思議でした。
ー恋の始まりは“青いうめぼし”、そして熟した“赤いうめぼし”になるストーリー性のある歌詞が印象的でした。この恋が成熟して結婚する頃にはどんな“うめぼし”になっていると思いますか?
長谷川カオナシ:
ご成婚のタイミングは、うめぼしが青くても赤くても良いと思います。個人的には甘い梅酒も大好きなので、互いに優しく酔い続けられるような恋だったら素敵ですね。
ー結婚式にオススメのウェディングソングを教えてください!