結婚式の注目曲 ピックス vol.1
あなたに捧ぐ33のこと/erica インタビュー
公開日:2023年12月22日
“告うたのカリスマ”として中高生から支持を集めるシンガーソングライター・ericaが、2023年12月22日にYOKARO-MONとのコラボを新たに公開した『あなたに捧ぐ33のこと』。恋愛の始まりから結婚までを振り返りながら思い出に優しく寄りそってくれるウェディングソングです。この記事では『あなたに捧ぐ33のこと』を結婚式におすすめの曲としてご紹介。楽曲制作へのこだわりや、YOKARO-MONとのコラボ企画についてインタビューしました。
ー早速ですが、楽曲制作についてお伺いします。ericaさんといえば告うたのイメージですが、『あなたに捧ぐ33のこと』をウェディングソングとして作り始めたきっかけを教えてください。
erica:
最初はウェディングソングを作ろう!と思ってたわけではないんです。プロデューサーのnaoさんの提案で語尾に「〜のこと」をつけるってことだけ決めて作り始めて、生まれてから老いていくまでのことを色々と書き出しているうちにどんどん内容が増えて、最終的には150個ほどになっちゃって(笑)その中で特に本当にしたいことを絞ったら、残ったのが33個。それが結果的にウェディングソングのテイストになりました。
ー完成した曲のイメージを教えてください。
erica:
そうですね。今までの曲は告白するまでとか、別れた後に本当の気持ちを伝える歌だったりとか、自分の恋愛や想いを伝えるような曲が多かったんですけど、この曲は大きな愛がテーマで、大事な人と出会ってその人と愛を育んでいく中で大切にしたいことを表現しています。愛とか大きなものをテーマに歌いたいという想いが自分の中にあったのは新しい発見でしたね。
ー“父に救われたこと 母に守られたこと”という両親に向けた歌詞が入っていて、これも大きな愛ですよね。
erica:
「今の自分があるのは、決して自分一人の力ではなく沢山の人の愛や助けがあって今がある」というメッセージを入れたかった。育った環境だったりとか、その過程があってあなたに出会えたんだという感謝の想いも入れたかったんですよね。
ーまさにウェディンソングですね。どんなシーンにおすすめですか?
erica:
二人の思い出を振り返るプロフィールムービーのBGMで使っていただきたいです!
他の曲に比べて声を張ったり、ファルセットを使ったりせず、わざとキーも下げて優しく歌っているので、結婚式のシーンにピッタリだと思います。
大好き!大好き!大好き!みたいな曲じゃなくて、優しく寄り添えるような、そばにいるよ。くらいの感覚で歌っています。
“なんでもない日が輝いて なんでもできる力に変わって”っていうサビがあるんですけど、何気ない時間が流れる中、音楽がスッと入り込むように歌いたいなっていうのがあったので、生い立ちとか、過去を振り返りながら寄り添えるようなシーンで是非使ってほしいですね。
ー楽曲を作るときに意識していることはなんですか?
erica:
私はわかりやすい言葉っていうのを意識して歌詞作ってるんですよ。小難しいお洒落な曲よりも、誰もが分かりやすい言葉を使って私が歌うことで、音が言葉を超えるみたいな表現をしたいっていうのが、ずっと小さい頃から目標の一つにあります。
ーericaさんの楽曲は優しく寄り添そってくれるような健気な女性のイメージの曲が多いですよね。同じ想いを持つファンの方から共感してもらう歌詞はどこから生まれるのでしょうか?
erica:
私は自分に自信がないので、自分と向き合う曲が多いんですよね。その想いが同じようなタイプの人に共感して貰えてると思ってます。だから、お手紙とかSNSでの相談がたくさんくるんですよ。それも自分のことのように感じるものが多いので恋愛のカリスマというより、親友の相談に乗る感じです。わかるよ、一緒にがんばろーみたいな(笑)。
ーSNSでは特にZ世代に人気ですが、世代を超えて支持されていることについてはどう思いますか?
erica:
以前、学園祭で『失恋した日』って曲を歌ったんですが、その場にいたほぼ全員が泣いてて。恋をする時の気持ちや失恋した時の気持ちはどの世代でも同じなんだなって思いました。
SNSでの反響がすごくてそれを元にピアノに向かって曲を作ってて。ただ、今は共感するだけじゃなくて、昔よりは応援する言葉をかけられることも増えてきているのでそれは成長したなと思っています。
ー成長した今だからこそいえるファンに伝えたい想いはありますか?
erica:
一生懸命に誰かを好きになる気持ちや、失恋して苦しくなる気持ちはいつの時代もみんな同じ。たとえ今の恋愛がうまくいかなかったとしても、次の恋に出会うための恋だったなんだと思ってもらえたらいいなと思います。無駄なことは一つもない、仕事でも恋愛でも挫折して苦しくてもそれでもやり続づけるのは大切だと思っています。
ー仕事でも恋愛でも積み重ねが大事だと。
erica:
そうですね。実は20代前半は恋愛禁止だったんです。子供の頃からトレーニングを積み重ねている人に追いつくなら、恋愛している時間はないよねと言われました。必死にならないと追いつけない。大学に行かずにアルバイトしながらボイストレーニングに通っていたので、大学に通っている友人が羨ましかったです。ただ、その間も片思いはしていたので、その時期は片思いソングばかり作っていました。それが今で言う「告白ソング」に繋がっているので、やはり積み重ねが大事だと思います。
ーYOKARO-MONさんとのコラボが決まった経緯を教えてください。
erica:
『ガンバレ!~夢に向かって~』って曲を出した時に、他のアーティストさんとコラボしたんですが、その場所に一緒にゲストとして呼ばれていたのがYOKARO-MONさんだったんですよ。そこでのアカペラでのパフォーマンスに感動してコラボをお願いしました。
ー実際にコラボしてどうでしたか?
erica:
デモを聴いた時、皆さんすごい難しいラインで歌っていてこれは本当にその道のプロだなって感じました。ベースギターを歌うって絶対自分には真似できないと思って感動しました。12月22日公開なので是非聴いてほしいです。
ー最後におすすめのウェディングソングを教えてください。